在宅医療
開院以来在宅医療にも力を入れてきて、できる限り自宅で過ごしたい、自宅で最期を迎えたいという患者さんの思いをかなえて来ました。ポータブルエコーを使った診断、胸水・腹水を抜く事も可能ですし、気管切開チューブ、様々なタイプの胃ろうチューブの入れ替えも可能です。患者さんは寝たきりで床ずれがある方、自宅で酸素を吸ったり、人工呼吸をしている方もみえます。様々な癌の患者さんもおられます。麻薬は内服、テープ剤、坐薬など複数の薬が使えますし、一部の医師しか使用できないメサペインという強力な麻薬も処方可能です。麻薬の持続点滴、皮下注射も可能です。緩和治療に用いる薬はほぼ全て使用できます。これまでに400人以上の自宅看取りを行ってきました。複数の訪問看護ステーションやケアマネージャー、介護施設、病院とインターネットを使った情報共有システムを利用しているため、色々な変化に迅速に対応できます。夜間でも対応しております。月火水金の13時から16時を訪問診療にあてていますが1日で6軒訪問するのが限界ですので、旧揖斐川町、池田町北部、大野町東部の患者さんに限らせてもらっています。